少欲知足


日本は1998年以来、12年連続で
自殺者が毎年3万人を越えるという
深刻な状況が続いているわけですが、

これには日本社会の経済構造の
急激な変化も関係しているのでしょう。



現在の日本の経済構造に関して
ソフトウエア販売会社「アシスト」の
ビル・トッテン社長は次のように述べています。


『 バブル崩壊後、経営者は
  米国発の市場原理主義、株主至上主義に走った。
  もうけ優先の株主は利益を求め、
  企業は株価にだけ目がいく短期的視点の経営になる。 』


経済縮小時代の経営モデルをトッテン氏は、
欲を少なくして足るを知る″少欲知足″の経営と説いています。


『 収益が伸びないと豊かになれないという
  ″成長″の呪縛を捨て、
  生産が四割落ち込んだら、給与も四割カットする。
  その代わり労働時間も四割減らす。
  将来的には週三日勤務の働き方もありうる。

  極端な消費中毒を治せば、
  六割の年収でも生活できる。
  労働時間も減るから家庭菜園で食費を節約すればいい。
  自分ですれば節約と、生きる力も身につき、
  給料削減も怖くない。 』


「アシスト」では、2006年から家庭菜園の地代などに
年二万円を支給し、2009年から服の修繕技術を
学ぶための洋裁教室も始め、ミシン代や裁縫道具
として十万円を助成しているそうです。


このような考えを実行している経営者がいることに
驚くと同時に、これからの社会で豊かに生きる
ライフスタイルのヒントが詰まっていると感じました。



    参考 ~ 欠乏感への考察 ~ 




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