欠落を埋める
物書きをするような人はある程度病んでいる
というのが以前からの私の実感なのですが
村上春樹さんという作家さんは
実に正直にそのことを吐露しておられますね。
実におもしろい方です。
『 ぼく個人のことを言いますと、
ぼくという人間は、自分ではある程度
病んでいると思う。病んでいるというよりは、
むしろ欠落部分を抱えていると思います。
人間というのはもちろん、多かれ少なかれ、
生まれつ欠落部分を抱えているもので、
それを埋めるためにそれぞれにいろいろな
努力をするのですね。ぼくの場合は、
三十過ぎてものを書きはじめて、
それがその欠落を埋めるためのひとつの
仕事になっていると思うのです。 』
(「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」 岩波書店 から)
また、村上さんは欠落そのものは
(あるいは病んでいることは)
人間存在にとって決してネガティブな
ものではないとも言っています。
NLP的に表現すれば
欠落もその人にとってのリソース(資源、財産)
であるということでしょうか。
村上さんが作品を書けているのも欠落のおかげ
なのでしょうから当然ネガティブな面だけでは
ないでしょうね☆






