イギリスのうつ病治療事情①
イギリスでは国の方針として、
うつ病についての重症度別の治療指針が示されおり、
軽症レベルではまず心理療法(特に認知療法)が
推奨されてるそうです。
中等度以上のうつ病については、
抗うつ薬が推奨されていますが、
軽症うつ病へは、認知療法をはじめとする心理療法が推奨されており、
心理療法は最大十六回まで無料で受けられるそうです。
(認知療法なら、十〜十六回が標準的)
イギリスの医療制度は、
日本以上に皆保険制度が徹底しており、
基本的に窓口での自己負担額はゼロで、その分、
財政面の効率化と無駄の排除が厳しく行われており、
検査や処方薬を最小化するような
さまざまな工夫がなされているそうです。
「医療費が安くすむから」という国の思惑もあるようですが、
国家予算を投じてカウンセラーを養成し、
抗うつ薬の代わりに患者さんがカウンセリングを
受けられる体制を整えていることは素晴らしいと言えるでしょう。
『 うつ病新時代 』 張賢徳 著 (平凡社新書) より






