『気の持ちようだ』 と言わないで!
『頑張って』は禁句!?
うつ病の人には『 がんばって 』は禁句だとよく言われますがその理由は、
今までもがんばってきた
がんばって がんばって 鬱になった
これ以上 何をがんばったらいいのか・・・
(傍から見たらぜんぜん頑張っているように見えなくても、当人のなかでは精一杯やれることをやっているということもあります。
逆、に本人は何もできないこんな状態はちっとも頑張っていないと自分を激しく責めている場合もあります。)
でも、家族や周りからしたら何か言葉をかけたいときもありますよね。
「 気にかけているよ 」
「 あなたが良い状態になることを願っているよ 」
そんな思いを伝えたいときに
思わず
『 がんばって 』
と言ってしまう。
これに代わる良い言葉があったらいいなと思うわけですが
私の弟がオーストラリアにワーキングホリデーに行っていたときによくオージー(オーストラリア人)が口にしていたのが
“ Take it easy . ”
だそうです。
日本語に訳すと
『 気楽にいこうぜ 』
ちょっと訳しちゃうとニュアンスが違うようですが
でも、【 気楽にいこう 】っていい言葉だなと感じています。
がんばろう じゃなくて
気楽にいこう
リラックスしていこう
日本語で “ Take it easy . ” みたいな感覚で
しっくりくる言葉をみつけられるといいですね。
気の持ちようだ と…
うつ病の人にとって言われたら辛い言葉に
『 頑張って 』
『 頑張ろう 』
『 頑張れ 』
がありますが、これらと同様に言われると辛い言葉に
『 気の持ちようだよ 』
があります。
何とかこの重い気分を抜け出したい
やる気が湧かなく 何もする気がおきない自分がイヤでしょうがない
そんな苦しい思いを抱えながら
何とか前向きになりたいと思ってみてもちっとも気分が変わらない。
これはなった人にしか分からないのだと思います。
『 気の持ちようだ と言わないで 』
苦しみの叫びが聞こえてきます
甲高い声はやめて。。。
前日のカウンセリングが夜遅かったので
朝 寝不足ながらも起きてリビングへ行くと、
母が何やら出かけるのが遅れて慌てているらしく、忙しなくバタバタしていました(汗)
「 朝御飯はこのおにぎりと味噌汁できゅうりは食べる?
鮭は弁当に持っていく?
それから~
あれでそれで~~~ 」
甲高い声でキーキーとまくしたてます!!
『 ちょっと寝不足だから高い声は頭に響いて気分が悪くなる
声のトーンをもっと落として
落ち着いた声でしゃべって 』
と注意を入れてしまいました
私の声も甲高く上がってしまったような(^^;)
ご家族にうつ病の方がいらっしゃっる場合は、
声のトーンを低めにし、
ゆっくりとしゃべることを意識してみると良いでしょう
ゆっくりとした低い声は穏やかに耳に響き、無意識レベルで安心感を感じることができます
それだけでうつが良くなるとは言えませんが、鬱からの回復に必要なリラックスした休養をとるうえで大事なポイントになります。
うつ病・抑うつ状態でお困りの方やお仕事を休職中の方向けのカウンセリングについてもっと知りたい方はこちらのページにてご案内しております。
カウンセリングで得られる結果には個人差があります。