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ミルトン・エリクソンの心理療法の原体験①

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NLP(神経言語プログラミング)は3人の天才的なセラピストの行っていた心理療法を分析・解析して体系化されましたが、そのうちの一人がミルトン・エリクソンです。

ミルトン・ハイランド・エリクソン博士はアメリカの精神科医であり、催眠療法を用い(催眠以外のアプローチも)非常に短期間でクライアントを回復させる心理療法家でした。

 

エリクソンは17歳のときにポリオ(小児麻痺)に襲われ、聴力、視力そして眼球運動以外の能力をほとんど奪われ、話すことにも大変な困難がともなったそうです。

ある日、麻痺して動けなくなったエリクソンに思いがけないことが起こりました。

それは、部屋の真ん中に麻痺したエリクソンのために考案された便器兼用のロッキングチェアーに彼がたまたま置き去りにされたときのことだったそうです…

 

便器兼用のロッキングチェアーに置き去りにされて座り続けることに退屈してきたエリクソンが、

椅子が農場の見える窓の近くにあったらと願っていると、

椅子がほんのわずかに揺れはじめたのでした。

 

エリクソンはそのことにすぐに気がつき、願望が何らかのかたちで微細な筋肉インパルスへと翻訳されたのだと結論づけました。

それはつまり、エリクソンが自分の麻痺した身体が
動きを生み出すことができる!
という事実に気付いた瞬間でした。

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麻痺した身体が動くことに気付いたエリクソンの次の課題は、不可能なことを可能にすること(動かない身体を動かすこと)から、可能なことを拡大していくこと(わずかな動きを拡げていくこと)に変わりました。

このやり方は、後にエリクソンが治療者としておこなった、ある能力に焦点を当てて少しずつ増加させるというやり方の
ベースとなるものでした。

そして、同時にこの体験はエリクソンの心理療法の根幹を成す無意識が行動の変化に影響を与えるという観念運動反応を実体験を通して理解することにもなりました。

動かない身体を動かすことからはじめたエリクソンは、特定の筋肉の動きを詳細に思い出すという骨の折れる作業にもとづいた回復プログラムを自分に当てはめ、やがて運動のことを考えることで、自動的に身体の反応を引き出すことができるようになることを見出しました。

その後の11カ月の間にエリクソンは小さな動きを発展させることに集中し、それらの動きを身体のあらゆる部分に広げていきました。

細部の観察と注意により微細な変化を読み取ることは、エリクソンがポリオ(小児麻痺)から回復するのに不可欠でありました。

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エリクソンは全身麻痺によって身体が動けなくなることで観察力を極度に発達させていきました。

ベッドに横たわりながら、

誰かが家の中を歩いている足音や部屋の中に入ってくる音を聞いて、

誰が近付いてくるのか

そしてその人がどんな気分なのかを

正確に判断できるようになったのです。

微少な兆候とその意味に気が付けるという能力=観察力を身に着けることができたことは、エリクソンの治療者としての能力に大きく貢献しました。

エリクソンは自らの実践によるポリオ(小児麻痺)からの回復を通して、大学生のときには無意識は意識にとって劇的に役に立つ能力をもっていることを理解していました。

当時は明確には意識していなかったようですが、後に本格的に催眠の勉強をはじめてから自分がポリオの痛みを軽減したりするためにも自己催眠を用いていたことを理解します。

ポリオからの無意識の活用による自己治癒の体験は、エリクソンの心理療法家(治療者)としての原点と言えるでしょう。

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