ポジティブシンキング?
うつのときは前向きになりたいとかこんなにネガティブな自分は嫌だと考え
プラス思考の本などを手に取ったりすることも
よくあるのですが・・・
巷で奨励されている
プラス思考とかポジティブシンキングには
無理があるように感じることがあります。
パニック障害を克服された長嶋一茂さんは、
『乗るのが怖い〜私のパニック障害克服法〜』(幻冬舎新書)
のなかで次のように述べられています。
『 私は、「ポジティブシンキング」という言葉にも
注意するべきだと考えている。もっといえば、
パニック障害にとって、「ポジティブシンキング」は絶対にダメだ。
「ポジティブシンキング」なんて言い出したら、
自分が苦しくなってしまって、しょうがない。
むしろ、ネガティブなことをたくさん考えたほうがいい。
なぜなら、「スーパーマン症候群」と同じで、
ポジティブなものを突き詰めすぎると、その反動で、
ネガティブなことのほうがより浮き上ってくるからである。
たとえば、
「自分は絶対に強い、
パニック障害なんかに、うつなんかになるわがない」
と思うとなってしまった時にショックが大きい。
つまり、ポジティブシンキングが自己否定に繋がるのである。 』
私自身は、ネガティブなことをたくさん考えたほうがいい
とは思いませんが、
ポジティブをもとめようとすればするほど
プラス思考をもとめようとすればするほど
自分のなかのネガティブがマイナスが
浮き上がってくるというのはその通りだと感じます。
ネガティブなんかダメだ
もっとポジティブにならなきゃ
マイナス思考はダメだ
プラスに考えなきゃ
と思えば思うほどバランスが崩れ
状態が悪くなるような気がします。
ポジティブとネガティブは表裏一体
プラスがあるのもマイナスがあるからだと理解すれば
両方あってOK
どちらも自分でOKとなり
バランスがとれていく
そこに回復の道筋があると思うのです。
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