フォーカシングとは?
1960年代にアメリカの心理学者 ユージン・ジェンドリンが心理療法で効果がでる人とでない人の違いを研究し始めたところから生まれた技法です。
カウンセラー・セラピストの治療セッションを録音し分析したところ治療効果がでない人は、セッションのなかですらすらと話しており、セラピストの質問に対 してよどむことなくスムースに答えている、つまり頭で考えていることをパっと返すという答え方をするという特徴がありました。
これに対して効果がでる人は、面談の過程で
「 うーん、どう言ったらいいんでしょう。それは・・・ あのー・・・ それは・・・ 怒りというのとはちょっと違うし・・・ うーん・・・」
あるいは
「 それは胸のここのところにあるんです。」
とか
「 胃のこのあたりがなにか変な感じがするんです・・・ 違和感というか締めつけられるような感じというか・・・」
こんなふうな答え方をしていたそうです。
つまり、効果がでていた人達は、セッションのなかで今この瞬間に身体で感じている、漠然とした、言葉では表現しにくい身体の感覚にアクセスしてそれに気付 いていくというプロセスを通して良くなっていったということでした。
ジェンドリンはこの効果のでるセッションをカウンセラー・セラピストが行えるように技法として体系化し、フォーカシングと名づけました。
フォーカシングにおいては今自分の身体がどうなっているか、何を感じているのか、そこにゆっくりとアクセス し、耳を傾けていくことが重要なプロセスとなります。






